12月9日から18日までマレーシアで「IBSA ブラインドサッカーアジア選手権 2017」が開催されました。
この選手権は、「アジアチャンピオン」と2018年6月にスペイン・マドリードで開催される「世界選手権2018」へ出場する上位3か国を決定する大会です。
日本代表チームにとっては、高田ブラインドサッカー日本代表監督体制で初めての公式戦となり、世界選手権出場を目指す試合となりました。
今回は、大会概要と試合結果についてご紹介します!
大会の概要:
大会名: | IBSA Blind Football Asian Championships 2017 |
日程: | 2017年12月9日(土)から18日(月) |
会場: | トゥンラザクホッケースタジアム(マレーシア・クアラルンプール) | 出場国: | 中国(世界ランク3位)、イラン(同6位)、日本(同8位)、韓国(同10位)、タイ(同19位)、マレーシア(同17位) |
大会公式HP: | Official website of IBSA (新しいウィンドウが開きます) |
グループA | グループB |
---|---|
中国 | イラン |
日本 | 韓国 |
タイ | マレーシア |
大会形式:参加6カ国が2グループ(各3チーム)に分かれ、総当りのリーグ戦を行い、各グループ上位2カ国が決勝トーナメントへ進出します。
日本代表の対戦結果
日本 対 中国 | 0 ‐ 3 |
日本 対 タイ | 2 ‐ 2 |
日本 対 マレーシア | 2 ‐ 1 |
最終順位
順位 | チーム名 |
---|---|
1位 | 中国 |
2位 | イラン |
3位 | タイ |
4位 | 韓国 |
5位 | 日本 |
6位 | マレーシア |
*勝ち点が同じ場合は、得失点差によって順位が決められています。
大会を終えてのコメント
日本代表高田敏志監督のコメント:
この2年間積み上げてきた、前に行く姿勢は出せた。決定力の精度の課題は持ち帰って、次のプレーに反映させたい。
今回ほどいい準備をして代表チームが大会に臨めることは初めてだったと思うが、そのなかで世界選手権の出場権を獲得できなかった。簡単にアジアは勝ち抜けないと教わった。選手、監督、コーチ、みんなでしんどい時こそ、頑張っていきたい。
日本代表川村怜主将のコメント:
今できることは全てやりきろうと試合に挑んだので、勝利という結果で終われたことはよかった。次に繋がる結果になった。(大会を通じて)自分が点をとっていれば、もっと楽な展開になった。キャプテンとしてチームをまとめる立場にあり、もっとできたことはあったと感じている。努力していきたい。
日本代表田中章仁選手のコメント:
今大会で日本は5位と過去最低の結果で終わりました。これまでのトレーニングの成果を発揮して良い場面もたくさん作りましたが、シュートがゴールポストに当たって弾かれる、一歩動いてコースが空いたところにシュートを打たれ失点するなど、本当に数センチの違いが大きな結果の違いにつながってしまったと感じています。
2020大会まであまり時間がありませんが、今回のような数センチの違いを意識して、トレーニングしていきたいと思っています。
3月には日本で国際大会もありますので、ぜひ応援お願いします。
スポーツは勝つか負けるかの世界。
残念ながら今大会で日本代表は5位という結果に終わり、悔しい涙を流しました。
東京2020に向けて、世界各国が競技力を向上させているのだと思います。
この経験を次につなげてもらいたいです。
これからも「ゆうゆうゆう」では障がい者スポーツの情報をお届けしていきたいと思います。