自然の美味しさを味わえる観光農園「マサキファーム」

みなさんは、今が旬の果物と言えば何を思い浮かべますか?
それはモモやサクランボ、ブドウやベリー類など、さまざまです。
そこで、今回は埼玉県坂戸市にある観光農園「マサキファーム」内の「ブルーベリーガーデンマサキ」をご紹介します。
車いすユーザの編集部員がブルーベリー狩りをしてきました。
ぜひ、ご覧ください。

写真:マサキファームmakana(マカナ)の看板前で編集部員と正木さんのツーショット

観光農園「マサキファーム」とは

約5000㎡の農園「マサキファーム」では、季節野菜(年間で6種類ほど)やブルーベリーを栽培しています。
運営する正木さんは坂戸市出身で、製薬会社を定年後、「少しでも地元に恩返しをしたい」という想いから、この農園をオープンしました。
ジネンジョとブルーベリー作りから始めて、今年で8年目を迎えます。

イラスト:ブロッコリー、ニンジン、ブルーベリー、タマネギ、トウモロコシ、ネギ、ジネンジョが横一列に並んでいる

写真:2022年度「さかど自慢の逸品」証書 6月から8月に「ブルーベリーガーデンマサキ」を開園。毎年多くの人が訪れています。
独自の堆肥作りから栄養を与える回数まで、こだわりの栽培方法が評価され、2022年に「さかど自慢の逸品」にジネンジョとブルーベリーが登録されました!

「ブルーベリーガーデンマサキ」でブルーベリー狩り体験!

ブルーベリーは、海外を含めると約200~300品種あります。
ここでは、日本でなかなか手に入らない40品種を厳選して無農薬養液栽培を行っています。摘み取り場所に行くには、防草シートを敷いている園内の通路を100mほど進みます。
そうすると、二つのエリアになっていて、それぞれ300本ずつの木が植えられています。

写真:ブルーベリー直売と書かれた農園、防草シートの通路を車いすユーザの編集部員が通ろうとしている、農園のフラットな入口、ブルーベリーを口に頬張る編集部員

写真:防草シート下のチューブを見せてくれている正木さん木の周りにも防草シートが敷き詰められています。
完全なフラットではありませんが、車いすユーザやベビーカーを押す人も移動しやすいです。
防草シートの下には細いチューブが張り巡らされていて、このチューブから1日4回栄養を与えています。

写真:木陰のベンチが置いてある場所で話す正木さんと編集部員 日差しをさえぎるスペースがあるので、体温調整が難しい人など休憩できて安心です。
ブルーベリー狩り体験は、ブルーベリー食べ放題プラン(40分間)か、摘み取ったものを持ち帰るなど選べます。
大きさや食感に驚くことはもちろんですが、口いっぱいに広がる甘さと香りを堪能しましょう。

cafe makana

写真:壁に杉板を貼って落ち着いた雰囲気のカフェ、オリジナルのブルーベリージュース農園の一角には、ブルーベリー狩りやトウモロコシのもぎ取り体験をした人たちがくつろげるようにと、ログハウス風の「cafe makana(以下、マカナ)」があります。「マカナ」とは、ハワイ語で「プレゼント」という意味。オリジナルのブルーベリースムージーやジュース、ジェラートなどの軽食も楽しむことができます。

そのほか、採れたての野菜やブルーベリーを購入できる直売スペースも設けられています。吹き抜けの天井で、壁には杉板が貼られていて落ち着いた雰囲気。車いすユーザでもくつろげるバリアフリー設計です。

駐車場・トイレなどのバリアフリー情報

1番近い駐車場は、マカナの隣にあります。また、ブルーベリー園かトウモロコシ畑付近の空いているスペースにも車を駐車することができます。
車いすユーザが駐車場を利用する場合は、乗降りするスペースを考えながら駐車しましょう。なお、駐車する場所によっては足元に気を付けましょう。

マカナの奥にあるトイレ前には、必要な人のために車いすが置かれています。
また、トイレのスライドドアは横幅が広めで、中には手すりや荷物置きなどがあります。

写真:広めのトイレ、トイレ前に畳まれた車いす、マカナの横の駐車場と編集部員の車

「マサキファーム」の正木さんからのコメント

写真:トウモロコシ畑をバックに帽子をかぶった正木さん 生まれ育った坂戸市を活気ある街にしたい、少しでも恩返しができればとの想いからブルーベリーの観光農園を始めました。
ブルーベリー栽培に当たっては、多くの方に教えを乞い、試行錯誤しながら酸味と甘さのバランスが取れたブルーベリーを育てることが出来ました。
近年、ブルーベリーには多くの「効能」があることが解って来ました。食べ物で、健康のお役に立てることは生命関連企業に勤めていた者にとって嬉しいことです。
農園では直接口に入れるものですから、安心・安全の為、農薬を一切使わず、草取りも手作業で行っております。
マサキファームでは、健常者、障がいのある方、幼児からお年寄りの方まで皆様に喜んで頂ける農園を目指しておりますので、是非ご来園下さい。

施設情報

所在地:〒350-0208 埼玉県坂戸市戸宮623-1
TEL:090-7821-6456
定休日:水・木・土・日(祝)(注)夏のみ営業
入園料:ブルーベリー食べ放題プラン(40分間)入園料込み
大人1,500円、小人(4才以上)1,000円、乳幼児(3才以下)無料。
その他プランあり。詳細は下記のHPをご覧ください。
駐車場:約10台
最寄駅:東武東上線若葉駅(東口)から約4km

観光農園「マサキファーム」HPについてはこちら(新しいウィンドウが開きます)

イラスト:編集後記

写真:ブルーベリーを両手いっぱいに持つ手のアップ 正木さんは、大好きなジネンジョを作ることがこうじて農業の世界へ飛び込みました。子供からお年寄り、障がいの有無に関わらず、誰もが自然と触れ合う経験をして欲しいと言います。
その想いこそが、マカナのプレゼントという意味に込められていると感じました。
今回のブルーベリー狩りで、すっぱいブルーベリーが無いことに驚いたのですが、その後に白いトウモロコシを生でいただきました。
糖度は、ブルーベリー超えの20度もあるそうです!
ぜひ、みなさんも「マサキファーム」で素敵な経験をしてみてはいかがでしょうか。

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