「6月の花嫁」という意味のジューンブライド。
欧米では昔から6月に結婚すると、生涯幸せな結婚生活ができると伝えられています。
しかし、障がいのある方の中には、さまざまな理由で結婚式を挙げることを躊躇してしまうかたもいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、グローヴエンターテイメント株式会社が提供する聴覚障がい者に配慮されたウエディングプランについてご紹介します。
手話ウエディングプランとは?
聴覚障がい者が安心して結婚式が挙げられる『手話ウエディング』プランです。
プランは、会場の演出など、配慮について一から工夫されています。
演出面での工夫例
- いすに風船を結び、風船の振動を触ることで音を感じてもらう。
- 手話が見えづらくならないように、卓上には背の高い装花を置かない。
- 手話での会話時間を多く取れるよう、食事には切る手間の掛からない一口サイズですぐに食べられるものを用意する。
- 目で見て楽しめる映像に字幕をつける。
手話ウエディングプランの工夫ポイント
結婚式を手話でおもてなし
お客様が安心して楽しいひとときを過ごせるようなサポートができるようスタッフは手話の勉強会に参加しました。
約30名のスタッフが半年間手話を学び、挙式当日ご案内に支障がないよう努めています。
結婚式のプラン内容を充実
障がいの有無にかかわらず、夢のある結婚式を挙げられるように、プランの内容を制限しないようにすることにこだわっています。
聴覚障がいのある新郎・新婦が、遠慮することのない、希望に沿える結婚式を全力で追求します。
聴覚障がい当事者が演出するプラン
手話ウエディングのプロジェクトリーダー自身が聴覚に障がいがあります。
実際に聴覚障がいを抱えたスタッフがプラン考案から担当することで、お客様の目線により近いサービスやプランを提供することができます。
グローヴエンターテイメント株式会社からのコメント
聴覚に障がいのある方でも安心して結婚式が出来るようにと、北海道初の「手話ウエディング」プランを実施しました。
すべては、代表が幼なじみの結婚式に出席した時のことがきっかけです。
その友人は聴覚障がいを理由に結婚式場での挙式を断られ、悩んだすえ、児童会館で結婚式を挙げました。
専属のプランナーもいないため、華やかな催し物も音楽もない寂しい式でした。
このできごとを機に、「障がいの有無に関わらず、どんな人でも幸せな結婚式を挙げる権利はある」と思い立ったのです。
ふたりの幸せを大切な人たちに報告する結婚式。
人生で最も喜びにあふれた瞬間を、すべてのご新郎様ご新婦様に味わって頂きたい。
障がいの有無がその妨げになってはなりません。
この取り組みはまだ出発したばかりです。
まずは、弊社の取り組みを知って頂くことで、障がいのある方々にも結婚式の夢を持って頂きたいと思っております。
そこで、2013年12月に「手話ウエディングのリリースパーティー」を実施し、約40名の方に参加いただきました。
そのとき、障がいを理由に結婚式をすること自体をあきらめていた女性に、サプライズで結婚式を提供しました。
参加された方から「手話のできるスタッフがいて助かる」という感想を多くいただいた一方で、「視覚的な演出を多くしてほしい」など、 今後の課題点もあがりました。
これまでの取り組みをベースとして、今後は『手話ウエディング』というものを、より研ぎ澄ませていこうとしています。
「障がいがある=結婚式が出来ない」という概念を払拭することが、私たちの目指すところです。
グローヴエンターテイメント株式会社
〒064-0809 札幌市中央区南9条西4丁目3-1 AMSタワー2F
【お問い合わせ】
TEL:011-522-1710
FAX:011-522-1720
グローヴエンターテイメントの「手話ウエディング」プラン、いかがでしたでしょうか。
聴覚障がい者が結婚式を挙げる際には、式の当日に手話通訳を依頼する等の方法がありますが、スタッフにも手話ができる人がいるとなれば、とても安心できますね。
また、新郎新婦だけではなく、聴覚障がいのある出席者にも嬉しい配慮だと思います。
スタッフに飲み物の注文ができず困ってしまったり、同じテーブルの人と会話ができず寂しい思いをしたり…、このプランなら、そんな悩みも解決できます!
会場の工夫についても細やかで、この心遣いは、プロジェクトリーダーが聴覚障がい当事者だからこそできるものではないでしょうか。
式の担当者が同じ障がいなら、BGMや照明などの演出について、綿密な事前打ち合わせを行うことができます。
結婚式は、一生の思い出に残る大切なもの。 障がいの有無に関係なく、全ての人が心から楽しめる結婚式が、当たり前にできる世の中になると良いですね。