調味料の一つとして多くの人に人気のあるマヨネーズについて、知る・楽しむを体験できる施設「マヨテラス」。
2014年に開館してから、月に約1,800人が訪れるほど人気!
しかし、障がいのある人は、「段差などがあると移動が難しい」「一人で見学することができるか不安」など興味があってもあきらめてしまう場合があります。
そこで、障がいのあるスタッフが「マヨテラス」のバリアフリーチェックをしてきました。
視覚障がい、聴覚障がい、車いすのメンバーそれぞれが体験した内容をレポート!
今回は、マヨテラスの主な概要についてご紹介します。
「マヨテラス」について
施設全体がフラットで移動しやすく、身障者用駐車場や多目的トイレなどが完備されています。
施設内にある4つの部屋を巡り、マヨネーズの歴史や作り方などを学べ、ゲームも体験できます。施設のスタッフに説明をしてもらいながら見学するので、とてもわかりやすいです。
まずは、4つの部屋を見学するツアーから見ていきましょう。
キユーピー ギャラリー
最初の部屋には、マヨネーズの歴史やマヨネーズを使った料理が壁いっぱいに展示されています。
マヨネーズ発祥の地、いつごろ日本に普及したのかなどの歴史を学びます。
ちなみに、マヨネーズは当初ビンに入っていて、髪の毛につける「ポマード」と似ていたため、マヨネーズを髪の毛につけてしまう人もいたそうです。
マヨネーズドーム
こちらは木の温もりあふれる部屋で、大きなマヨネーズの容器に入るイメージです。
マヨネーズの原料や作り方を説明してもらいます。
世界中にあるマヨネーズは、その国によって味や容器が異なります。甘いマヨネーズが好まれる国もあるそうです。
その他、現在販売中のさまざまなマヨネーズを知ることができます。
また、スタッフの説明の時には、商品を手にとり触りながら確認ができます。
ファクトリーウォーク
この部屋では、工場でマヨネーズがどのように作られているか、実際に工場のスタッフになった気分になれます。まず、部屋に入る前、エアーシャワーを体験!衛生管理が徹底されていることが分かります。
マヨネーズを作るのに欠かせない原料である卵。キユーピーでは年間約40億個の卵を使うそうです。
その卵を割る機械の説明があり、模型を触ることができます。
そして、決められた時間内に原料の賞味期限、分量などを間違えないよう、工場でも使われている二次元コードを使ったゲームに挑戦しました!
ちょっと難しかったですが一つとして、配合ミスがないよう徹底されていました。
キューピー キッチン
こちらの部屋は、「野菜をおいしく食べるには」がコンセプトです。
マヨネーズにドレッシングやスパイス(カレー粉、バジル、こしょうなど)を混ぜてオリジナルマヨネーズを作って試食します。
おいしくサラダと一緒にマヨネーズを食べてほしいという思いが伝わります。
その他、施設の設備状況です。
多目的トイレ
オストメイト対応の広いトイレです。
ただし、セキュリティ上、利用時はスタッフに一声かける必要があります。
駐車場
身障者用スペースが入り口付近に、2台分完備されています。
*予約の際、駐車場の使用を確認してください。
施設の概要
スタート時間: | 10:00から、11:50から、13:40から、15:30から |
所要時間: | 約90分 |
人数: | 1から36名 |
入館料: | 無料 |
施設情報
名称: | マヨテラス |
住所: | 〒182-0002 東京都調布市仙川町2-5-7 仙川キユーポート |
アクセス: | 京王線「仙川駅」から徒歩7分 |
受付時間: | 9:30から16:00(12:00から13:00を除く) |
電話番号: | 03-5384-7770 |
休館日: | 土・日・祝日・その他臨時休館日(土曜日は臨時開館日あり) |