2017年07月25日掲載
「江崎グリコ」が提供する人気のお菓子、「ポッキー」や「プリッツ」を製造している施設で、2012年に埼玉県北本市に開館してから年間8万人が訪れるほどの人気スポットです!
この施設では障がいのある方も安心して見学することができますので、お出かけになってはいかがでしょう。そこで、障がいのある編集部員(視覚障がい、聴覚障がい、車いすユーザ)が「グリコピア・イースト」のバリアフリー状況をチェックしてきました。ぜひ、ご覧ください。
「グリコピア」とは
「江崎グリコ」が提供するお菓子の製造工場に見学施設が併設されています。
6つのエリアを20人前後のグループに分かれて見学する施設です。
「江崎グリコ」が販売してきた商品の歴史を懐かしの広告などで振り返ることができるほか、お菓子の製造工程の見学や早押しクイズ大会、オリジナルのお菓子「ポッキー」(有料制)を手作りすることができます。
東日本エリアは、ここ埼玉県北本市にあり、西日本エリアは兵庫県神戸市に1988年開館した「ウエスト」があります。
(注)見学の順番は、各グループにより異なります。
ポッキーストリート、プリッツストリート(工場見学)
工場内はガラス越しで見学を行います。目線が低くなりがちな車いすユーザでも設備がよく見えるようになっています。
ほとんどが機械化されていてお菓子の仕上げ・包装・箱詰めする工程まで見学できます。
ポッキーストリートでは、チョコレートの甘い香りが漂っています。
1日に使用するチョコレートは7トン!1日に7万箱のポッキーが作られています。
ただし、ポッキーにチョコレートをつける工程だけは企業秘密のため見学できません!その工程は、ポッキーをイメージした赤い壁で見えなくなっています。
次に、エレベータでプリッツストリートへ上がると、今度は小麦粉の独特な香りがします。まるで麺のように細長いプリッツの元となる生地が印象的です。焼き上げるオーブンの長さは、なんと45m!点線のようなあの独特の柄は、網目で片方にしか焼き色がついていません。
カレッジホール
カレッジホールでは、創業当時からの歴史がわかる映像や、カカオがチョコレートに生まれ変わるまでを描いたオリジナル映像が楽しめます。
また、この施設は特徴的な形をしています。創業当時から販売している栄養菓子「グリコ」に牡蠣の煮汁から採取したグリコーゲンを利用していることから牡蠣(かき)の貝殻をイメージして造られています。
施設のバリアフリー状況
全面バリアフリーなので、階段や段差の不安はありません。各階への移動にはエレベータを使用し、通路は広く明るかったです。
視覚障がいのある方や車いすユーザの方でもストレスなく移動することができます。また、各エリアの椅子は可動式で予約人数によってレイアウトが変更できます。
スタッフの方が専用マイクとスピーカーを使って各エリアを案内してくれます。
各エリア
各エリアでは、白・赤・黒など、コントラストがはっきりした色を使用しています。
ポッキーをモチーフにした通路は不思議の国に迷い込んだ気分でした!
多目的トイレ
1階と3階に多目的トイレが完備されています。
トイレのピクトグラムは良く見るとグリコを象徴するあの「ゴールインマーク」でした!
このマークは、子供がかけっこをしてゴールインする姿を見てひらめいたそうです。
駐車場
施設の入り口には、スタッフの方がいるので安心!
身障者専用スペースは5台。
入り口は、身障者用専用スペースからすぐの右前方にあります。
施設情報
所在地: | 〒364-0013 埼玉県北本市中丸9丁目55番地 |
連絡先: | 048-593-8811(9時から16時) |
案内時間: | 9時30分、11時、12時30分、14時の4回 |
所要時間: | 約70分(別途、有料コーナーの所要時間は約30分) |
入館料: | 無料(完全予約制)*15名以上、車いすご利用の方は、あらかじめご連絡ください。 |
駐車場: | 大型バス5台、乗用車40台 |
最寄駅: | 北本駅東口よりタクシーまたは、バスで約10分 |
休館日: | 毎週金曜日、お盆休み、年末年始 |