2018年4月から障害者手帳を持つ精神障がいの方も障害者雇用率に算入されることが決定し、精神障がいの方への雇用に注目が集まっています。そこで、今回は精神障がい者のなかでもうつ病を含む気分障がいの方(障害者手帳の有無問わない)に特化した社会復帰支援や再就職支援を行っている(株)リヴァのサービスをご紹介します!
聞き手: どんなサービスを行っているのですか?
リヴァ: 精神障がい者のうつ病を含む気分障がいの方に特化した社会復帰支援や再就職支援を行っています。 なお、障害手帳の有無は問いません。
聞き手: 社会復帰支援ではどのようなことをやっていますか?
リヴァ: 主な支援をご紹介しましょう。
- 生活リズム・体力改善の工夫
- ストレスへの対処方法を考える
- 就労イメージ・就労目的を明確にする工夫
生活リズムの改善が必要な方や体力に自信がない方のために、たとえば最初は、週2回、午後の2~3時間程度の訓練から始め、慣れたら午前中の訓練も組み込んだり、1日の受講時間を延ばしたりするなど調整しながら訓練することができるようになっています(最終的には、1日7時間程度の訓練を実施します)。 また、体力向上の一環として近郊(埼玉県)に、農作業を行う時間を設けています。
良い時も悪い時も誰にでもありますが、悩んでいるときには客観的に自分を見つめ直すことは難しいので、自己分析をする時間やご自身の病気の特性について理解を深めるためのカリキュラムを設けています。
就労支援を想定したゲームなどを通じて、気楽に「働くこととはどんなことなのか」、訓練のコミュニケーションの繰り返しのなかで、「人に伝えるコツ・工夫すべきこと」を考えるきっかけを作ったりしています。
聞き手: 再就職支援ではどのようなことをやっていますか?
リヴァ: パソコンスキルやビジネスマナー等の訓練も行っていますが、最も特徴的なことは、就職活動を行っている訓練生全員で、面接時のロールプレイや「就職活動報告会」を実施していることです。 みんなで面談の訓練をしてビデオで反省や改善できる部分の意見を出し合ってお互いに自信をつけたり、「就職活動報告会」で経過を報告したりすることによって、不合格になっているのは自分だけではない等就職活動期間の「孤独感」を取り払うことに役立っています。
聞き手: 就職後のフォロー等はありますか?
リヴァ: 隔月で農作業やスポーツ等のイベントを行うOB・OG会を開いています。 一緒に就職活動をした仲間たちと会って、仕事での悩みなどを話すことがストレス発散につながっているようです。
利用対象者、利用料金
利用対象者
- 職場、社会に復帰したいという意欲があること
- 主治医の了承を得られていて、連携可能であること
- 何かあった時に連絡がつく人がいること(保証人)
- 申込み時点で復帰まで3ヵ月以上の期間があること
上記を基本とさせて頂いております。
詳細は体験利用時にスタッフへお問合せ下さい。
利用料金
1回あたり850円程度。
(注)前年度の課税所得に応じて変わります。
問い合わせ先
お電話でのお問い合わせ
最寄りの施設にお問い合わせ下さい。
WEBからのお問い合わせ
以下のサイトから「体験利用のご予約」をクリックし、必要事項を入力下さい。
「体験利用のご予約」詳しくはこちら(新しいウィンドウが開きます)
リヴァ社からのコメント
まずは一度、お気軽に問い合わせ下さい。 また、今までリヴァのサービスを利用して社会復帰された方のインタビューをサイトに掲載していますので、もしよければご覧ください。
「リヴァを利用して復帰された方の声」詳しくはこちら(新しいウィンドウが開きます)
取材に伺わせていただき興味深かったのは「一番大事にしていることはグループでの体験を通じて『振り返り・気づき』を共有することで問題を認知し自身で行動できるようになることを重視している」というお言葉でした。
就職後も定期的に交流できる機会があるというのも素敵だな、と思います。 障がいのあるなしに関わらず、多くの人は悩みがあるときに「自分だけではない」と思えたなら、ずいぶん気が楽になるのではないかなぁと思うからです。(私も含めて、です。笑)
私は、東京・御茶ノ水にある「オムソーリ御茶ノ水」に伺いましたが、取材中、楽しそうな皆さんの声が響いていました。 ご興味のある方は、御茶ノ水のほかに、高田馬場にも施設がありますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。