「すぐれモノ・コト」では、障がいのある人でも使いやすい、さまざまな商品を紹介しています。それは、「手で物がつかめない」などといった身体の動きに制限のある人でも、便利グッズによって生活が少しでも楽になるようにしたいからです。
仕事や買い物、食事など不便を感じるさまざまな場面で役立つ便利グッズ。
しかし、自分に合った物を専門店やインターネットで探すとなると時間と手間がかかってしまうため、ゆうゆうゆう編集部員の多くは100均で売っている商品を工夫して利用しています。
そこで、今回は「障がい当事者である編集部員がオススメする100均の便利グッズ！」をご紹介します。

障がい別に使い勝手の良い便利グッズ

視覚障がい者（弱視）の編集部員がオススメ！

• 洗濯ネット、ドレッシングボトル

視覚障がいの私が重宝しているのが洗濯ネットです。
靴下を洗った後、片方が見当たらなかったり、履いたら左右の色が違っていたりして恥ずかしい思いをしたことがあります。洗濯ネットに一足ずつ分けて入れれば、片方がなくなることも、左右の色を間違えて履いてしまうこともありません。さまざまなサイズがあるので、用途にあわせて使い分けられるのがうれしいです。
また、調理グッズでも便利なものがあります。「調味料を適量で入れることが難しい」という人に、ドレッシングボトルがオススメです。容器を握ることで目的の量が出てくるところが気に入っています。しょう油など「出し過ぎて失敗！」ということが少なくなりました。

「その他、視覚障がいのある人におオススメ」

• らくらくスイッチ、収納袋、粉末だしボトル、モノトーンの調理器具、デコレーションシール

上下肢障がい（車いす使用）の編集部員がオススメ！

• マジックハンド、滑り止めシート

頚髄損傷の私は手で物をつかむことができないので、マジックハンドや滑り止めシートをよく利用しています。
マジックハンドは、出窓のカーテンを閉めたり床に落ちた小物を拾い上げたりするのにとても重宝です。車内にも置いていて、駐車券を取るときなどに利用しています。
滑り止めシートはメモを取るとき、紙が動かないよう手で押さえる代わりに敷いて使ったり、瓶のふたや丸ノブを回すときに利用しています。どちらとも色々なところで使うので数が必要です。100均で買えるのであれば気兼ねなく数をそろえることができ、汚れてきたら新しいものに気軽に交換できるのでありがたいです。

「その他、手に障がいのある人にオススメ」

• キャップオープナー、介護コップ、ドアノブグリップ、ドライヤーホルダー、使い捨てのフォークとスプーン

下肢障がい（車いす使用）の編集部員がオススメ！

• 缶ホルダー、車いすマーク

脊髄損傷の私は、自転車フレーム用の缶ホルダーを車いすに取り付けて利用しています。
ただし、自転車のフレームより車いすのフレームが太過ぎてネジを止めることはできません。気になる方は、結束バンドでネジ止めすることをオススメします。
また、車いすマークも便利です。マグネットタイプと吸盤タイプがあり、取り付けが簡単で車いすユーザにオススメ！
車体に貼っておくと「車いすユーザが運転している」と、周りの人に気づいてもらえることができます。

「その他、車いすユーザにオススメ」

• リーチャー、ボトルケース、マルチクリップ、S字フック、滑るシール