みなさんは、目的地へ向かうときに普段どんな移動手段で向かいますか。
外出先などでは急にタクシーを利用される人もいるのではないでしょうか。しかし、障がいのある人は街中でタクシーを拾えなかったり、手配することが難しい場合があります。
そこで今回は、簡単にタクシーを手配できる「タクシー配車アプリ」のおすすめポイントをご紹介します。ぜひ、ご覧ください。
タクシー配車アプリとは!
通常、タクシーを呼ぶときは、電話でタクシーの配車依頼するか流しのタクシーには手を挙げて停まってもらうかすると思います。その代わりとしてスマートフォンのアプリでタクシーを配車することができます。すでに数多くのアプリが登場しており、全国的に使用可能なものや限られた地域内、特定のタクシー会社と提携しているものがあります。
障がい当事者が使いやすいタクシー配車アプリの特長
特長はアプリによって異なりますが、障がい当事者である編集部員がタクシー配車アプリを実際に利用し、その有用性を検証しました。
電話で話す必要がなく簡単に配車!
自宅や外出先などからタクシーを呼ぶには電話を一般的には使用します。しかし、配車アプリを使えば話す必要がありません。
聴覚や言語障がいのある人など、電話の受発信が苦手な人も簡単にタクシーの配車が可能です。
配車したタクシーへ確実に乗車可能!
街中でタクシーを配車するのは難しいですが、配車アプリを使えば位置情報、到着予定時間を簡単に運転手さんと共有可能です。
せっかくタクシーを呼んだのに視覚に障がいがある人などが、視認できないで乗車できないという事象も防ぐことができます。
キャッシュレス決済だから楽々会計!
会計時には事前に登録したクレジットカードや電子マネーで支払うことができるのでタクシーを降りる際に現金での支払いも必要ありません。
目的地に到着したらタクシーから降りるだけです。現金の受け渡しが不要なため、上肢に障がいがある人にはとても便利になります。
また、使用する度にポイントが付与される配車アプリもあるので、ポイ活をしている人にはとても嬉しいです。
使用者の感想
視覚障がい当事者
視覚障がい者は、タクシーを探して乗車することは難しいですが、タクシー配車アプリで現在地に配車してもらえば、乗務員に探してもらえ、安全に無理なく乗車することができます。また、アプリによっては事前に特定の「お気に入り地点」を登録することができるので、自宅や職場など、よく利用する施設や場所に簡単に配車してもらえるのはとても便利な機能です。乗務員に見つけてもらいやすくするための工夫として、アプリの記載欄に白杖を持っていることを記入して、確実に乗車できるようにもしています。
本文では障がい者目線のポイントを挙げましたが、タクシーは外出先や旅行先などで、急に雨が降ってきたときや道に迷ってしまったときに使うことが多い移動手段です。そんな時に配車アプリを使えば、誰でも簡単にタクシーを利用できます。
現在、配車アプリは多くの種類があります。みなさんが配車アプリを利用したいと思ったら、まずはその地域で使えるアプリを探し、自分に一番合った配車アプリを見つけてみてはいかがでしょうか。