エイプリルフールに親しまれてきたフランスの郷土菓子!
【カスタード】 | 分量 |
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全卵 | 1個 |
砂糖 | 大さじ4(60g) |
薄力粉 | 大さじ1(15g) |
牛乳 | 1カップ(200ml) |
バター | 4g |
バニラエッセンス | 5から6滴 |
【パイ】 | 分量 |
冷凍パイシート | 1枚で2個分 |
卵黄(艶出し用) | 1個 |
【飾り】 | 分量 |
チョコペン黒・白 | 1本ずつ |
イチゴ | 5から6粒 |
ブドウ | 10粒ほど |
下準備
- パイシートは前日に冷蔵庫へ移して解凍しておく
- チョコペン白・黒でオーブンシートに目を描く
- オーブンを190℃に余熱する
作り方
●カスタード
1.耐熱のボールに卵と砂糖を入れ、卵が少し白っぽくなるまでホイッパーで混ぜる。
2.薄力粉をふるい入れ、粉がなくなるように手数を少なく混ぜた後、牛乳を入れて全体になじむように混ぜる。(混ぜすぎ注意!)
3.電子レンジ500wで温めて「均一になるように混ぜる」を繰り返す。
1回目は、ラップをかけずに2分30秒。
2回目は、ふわりとラップをかけて2分30秒。
3回目以降は、ホイッパーですくえるようになるまで1分ずつ温める。
4.3にバニラエッセンスとバターを混ぜ、ラップをカスタードにピタっと密着させるようにかけて、粗熱をとり、冷蔵庫で約20分冷やす。
●パイを焼く
1.パイシートを十字に四等分し、うち2つの1から1.5センチ内側を四角くくりぬきふちをつくる。それを斜めに切り三角形にする(尾ヒレ)
2.残りのシート2枚を、オーブンシートを敷いた鉄板に移し、重なるようにふちを乗せる。尾ヒレも鉄板に乗せる。
3.下のシートと三角をフォークでたくさん刺す。
4.卵を器に割り、ペットボトルで卵黄だけを吸い、別の器に移した後小さじ1の水を混ぜ、上部全体にはけで塗る。
(注)卵黄は、炭酸飲料か小さめなペットボトルを強く握ってへこませ、口を卵黄にくっつけて力を緩めると卵黄だけが吸いあがります。
5.190℃に余熱したオーブン下段で25分焼き、側面が白かったら3から5分追加する。(焼き目が焦げそうならアルミホイルを乗せる)
6.焼け具合の確認は、上面がきつね色になっているか、側面に焼き色がつき、側面から爪楊枝を刺してパリッとした感覚があればOK!
●仕上げ
1.焼きあがったパイをひし形に置き、三角形を尾ヒレになるように爪楊枝で刺す。
2.カスタードをほぐしてスプーンでパイの真ん中にのせる。
3.イチゴは大きさによって3から4等分にスライスし、ブドウは輪切りに3から4等分にする。
4.果物をカスタードの上に並べ、事前に準備しておいた目をのせて完成。
豆知識
ポワソンダブリルとは、フランス語で「Poisson d’Avril=4月の魚」(4月:Avril)(魚:Poisson)という意味で、エイプリルフールに親しまれてきた郷土菓子です。
レシピ提供:元パティシエールの編集部員
今回は、「ポワソンダブリル」にチャレンジ!
私は、左手首・指に障がいがあり、両手を同時に上手に使うことができないので普段あまり料理をしません。
しかし、そんな私でも、加熱した後に混ぜる作業を繰り返すことで「甘くて美味しいカスタードクリーム」が簡単にできました。
電子レンジだけで、こんなに美味しいカスタードクリームが出来ることに感動しました。また、卵黄だけをペットボトルで吸う工夫にも驚きました。
片手に障がいがあっても簡単に卵黄と卵白を分けることができるので、ほかの場面でも役立ちそうです。
イチゴのスライスは簡単でしたが、ブドウを切るのは難しかったので、ブルーベリーで代用してもいいと思います。
ぜひみなさんも挑戦して、家族や友人を驚かせてみてはいかがでしょうか。