みなさんは、どのような「保険」に加入していますか？
「保険」=「安心」と考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、知的障がい者など障がいの種類や程度によっては保険に加入できないという人もいます。 そんな中、ぜんち共済株式会社（以下、ぜんち共済）は、知的障がい・発達障がい・ダウン症・てんかんがある人とそのご親族に限り加入ができる専門の総合保険「ぜんちのあんしん保険」を誕生させました。

そして、2024年の4月、保険の対象範囲を身体障がい者、精神障がい者まで拡大させました。（注）今回は、ぜんち共済の取り組みをご紹介します。
ぜひ、ご覧ください。

（注）拡大範囲は障害のあるご本人までに限られ、ご親族は対象外です。

「ぜんち共済」とは？

ぜんち共済は、2000年7月に知的障がい者の福利厚生制度を提供する「全国知的障害者共済会」を前身としています。2006年11月には、少額短期保険業者への移行に際し、準備会社としてぜんち共済を設立。

2008年2月から少額短期保険業者として登録を受け、同年4月から「知的障がい・発達障がい・ダウン症・てんかんがある人とそのご親族に限り」加入ができる「ぜんちのあんしん保険」を販売開始しました。

2024年4月保険募集分からは、就労している人に限り、障害者手帳の種類に関係なく保険の引き受け範囲を拡大しました。

2024年4月募集分からの保険加入対象が拡大

今までは、知的障がい・発達障がい・ダウン症・てんかんがある人とそのご親族が対象でしたが、法定雇用率が2.5％へ引き上げられたことや、所定労働時間が短い精神障がい者、重度身体障がい者および重度知的障がい者についても実雇用率に算入できるようになったことを受けて保険加入対象者を以下のように拡大させることになりました。

「ぜんちのあんしん保険」が誕生した背景

重度の知的障がい者は、自分の病状や状況説明ができず病気が重症化して入院したり、入院の際には病院から個室や付添いを求められたりすることで、医療費が高額になることもあります。
また、慣れない環境に置かれると意図せず他人にケガをさせてしまったり、物を壊してしまったりするなど、いつトラブルが起こるか分かりません。「ぜんちのあんしん保険」は、ご家族の経済的不安を和らげるために誕生しました。

代表者さまからのコメント

2024年4月から法定雇用率の2.5％への引き上げや、所定労働時間が短い方の雇用率算定が行われることから、障害のある方が社会で輝く機会がますます増えていきます。働く選択肢が社会に広がることは、「ともに助け ともに生きる」を社是としている弊社としても大変喜ばしいことです。

ただ、その一方で予期せぬ事態に見舞われるリスクも考えておかねばなりません。この度、就労されている方限りとはなりますが、身体障害・精神障害がある方にも、ぜんちのあんしん保険にご加入いただけるようになりました。
保険を通じて皆様のチャレンジを応援いたします。