2024年10月08日掲載
今夏開催されていたスポーツの祭典では、躍動するアスリートの姿に心打たれる瞬間が多くありましたね。
ところで、みなさんは”パラスポーツ”について、どのくらいご存じでしょうか?
今回ご紹介する「CYBER SPORTS」(以下、サイバースポーツ)は最新テクノロジーを駆使し、より多くの方にパラスポーツの楽しさや魅力を伝えることができるアクティビティです。ぜひご覧ください。
CYBER SPORTSとは
サイバースポーツは、株式会社ワントゥーテン(1→10)がデジタルテクノロジーを用いて、パラスポーツの魅力をより体感できるエンターテインメントとして誕生させました。
2017年に、VR(注1)で圧倒的な没入感の車いすロードレースを体験できる「CYBER WHEEL」(以下、サイバーウィル)、音声や映像の演出でエンターテインメント性を高めた「CYBER BOCCIA」(以下サイバーボッチャ)をリリース。
全国でのイベントや常設施設の普及などを通して、今までパラスポーツに触れたことがなかった人にも、その魅力を伝えてきました。
(注1)VR:「Virtual Reality」の略。専用のゴーグルを付け映像を流すことで、実際にその空間にいるような没入感を得られる技術です。
株式会社ワントゥーテン(1→10) CYBER SPORTS ホームページはこちら(新しいウィンドウが開きます)
CYBER WHELL X
「サイバーウィル X」は、2017年に発売されたサイバーウィルの体験性を強化したモデルで、パラ陸上競技で使用される車いすロードレーサーを未来型にデザインしたマシンとVRゴーグルが連動しています。
VRゴーグルを装着し、タイヤを漕ぐことで、近未来の東京をイメージした街を疾走する没入感を味わえます。プロ選手の記録と対戦したり、通信で別の場所にいる体験者と競争したりできます。
また、千葉工業大学スカイツリーキャンパスで体験することができます。
編集部員のコメント
まず、体験して感じたことは、没入感がすごいということです。
高いところから飛んだ場面では、実際に落ちていると感じ叫び声を上げてしまいました。それから、左右均等に同じ力で漕がなければならず、乗りこなすことが難しいという車いす操作のリアリティが体感でき、パラアスリートの偉大さを感じることができました。また、 全力で漕ぐスピード感も得られ、とにかく楽しかったです!
CYBER BOCCIAとは
「サイバーボッチャ」では、ボッチャ(注2)にセンシング技術を用いることで、ボールの位置や距離を自動で計測し、遊ぶことができます。また、ナビゲーションシステムが搭載されているため審判が不要で、ルールを知らない人や少人数でもゲームを楽しめます。
モニターには、それぞれのボールの位置やボール間の距離、投てき者の映像が映し出されます。
計測の場面では、モニター上で白いジャックボールから光の円のようなものが距離を計測する様子が映し出されたり投擲ごとの音やビジュアルによる演出で、盛り上がること間違いなしです。
音声は、日英中3か国語に対応しており、試合の進行状況だけでなく「頑張ってください」など応援もしてくれるのでアスリート気分を体験できます。
(注2)ボッチャについてはこちら(新しいウィンドウが開きます)
「サイバーボッチャS」と、より導入しやすいよう簡易化された「サイバーボッチャライト」の2種類が発売されており、下記の施設で体験できます。
今後も順次増えていくことが予想されます。
(注3)写真はサイバーボッチャライトです。
CYBER BOCCIA
- 有楽町 SusHi Tech Squareにて開催中の「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展」(2024年12月25日まで開催)
- 社会医療法人 博愛会 「介護老人保健施設あかしや」(北海道帯広市)
- 「KUMA・PRE」 (福島県大熊町)
- 「RED°TOKYO TOWER」 (東京タワーフットタウン内)
- 渋谷区 児童青少年センター フレンズ本町
- 代官山スポーツプラザ
- コミュニティスペース「gather」(池袋)
- オングリットホールディングス福岡本社
- ラウンドワンスタジアム 「スポッチャ」 川崎大師店
さいたま栗橋店
アリオ柏店
中川1号線店
大阪千日前店
城東放出店
博多半道橋店
編集部員のコメント
ボッチャは、障がいの有無や障がいの種別に関係なく楽しめるスポーツとして注目されています。今回体験したサイバーボッチャでは、ゲームの進行を音声アナウンスされたり、コート内の状況をモニターで整理してくれたり、初めてプレーする人でも「何がいいプレーか?」が分かりやすく感じました。
また、リアルなコートをモニターで見てルールを補うことができ、演出でも大いに盛り上げてくれたため、楽しめました。最初に述べたように、このスポーツは障がいの垣根を越えて楽しめます。しかし、実際に体験できる場所が少なかったり、ルールが分からなかったり、始めづらいのかもしれません。
年々、体験できる場所が増えているので「サイバーボッチャ」から「ボッチャ」を知る人がいるかもしれませんね!