2016年05月31日掲載
今年9月に開催されるリオパラリンピックを目前に、5月19日から22日までの4日間、千葉ポートアリーナで「2016ジャパンパラ ウィルチェアーラグビー競技大会」が行われました。
車いす競技で、唯一車いす同士が激しくぶつかり合うことが認められているウィルチェア-ラグビー。
今大会には世界ランキング2位アメリカ、3位日本、4位オーストラリア、5位イギリスの4か国が参加しました。
大会の結果と、日本代表チームからリオパラリンピックに向けての意気込みをお伝えします!
「東日本大震災復興支援」2016ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会の概要
日時 |
:5月19日(木)開会式 9時半から 競技開始11時から :5月20日(金)競技開始 10時から :5月21日(土)競技開始 10時から :5月22日(日)3位決定戦 10時半から 決勝戦13時から |
場所 | :千葉ポートアリーナ(千葉市中央区問屋町1-20) |
主催 | :公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会 |
試合結果
Japan | GBR | USA | AUS | 勝 | 負 | |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 50-53 | 52-48 | 55-64 | 3 | 3 | |
イギリス | 43-48 | 52-46 | 55-54 | 4 | 2 | |
アメリカ | 54-55 | 51-52 | 52-63 | 0 | 6 | |
オーストラリア | 57-50 | 58-49 | 63-56 | 5 | 1 |
3位決定戦 | 1位決定戦 |
---|---|
日本 対 アメリカ | オーストラリア 対 イギリス |
51‐56 | 57‐49 |
最終順位
順位 | チーム |
---|---|
1位 | オーストラリア |
2位 | イギリス |
3位 | アメリカ |
4位 | 日本 |
日本代表チームからリオデジャネイロパラリンピックに向けての意気込みを語っていただきました
荻野監督のコメント
日本チームは海外チームに比べて、実力も経験も圧倒的に足りません。
現在日本は世界ランキング3位ですが、今大会にランキング上位の国が参加していますので、良い経験になりました。
我々のコーチングも劣っていますので、経験を増やして実力を上げていくしかないと思っています。
常にチャレンジをしながらリオデジャネイロパラリンピックで、メダル獲得を目指したいです。
池選手のコメント
リオパラリンピックまで、ジャパンパラやカナダカップなどの国際大会で沢山の経験を積むことができます。
合宿などもたくさん行い、間違いなく日本は強くなると思っています。
今回は、世界上位チームの現状が確認できる良い機会でした。
各チーム共にスピード等が速くなっていますので、それに負けないように、どんどん修正を重ねて、進化していかなければならないと思っています。
しかし、メダルを獲ることが一番の目的ですので、その為にすべきことは膨大にあります。
とにかくやるしかないなと思っています。
チーム全員で世界一を獲りたいと思います。
仲里選手のコメント
現在日本チームでは、どの選手が出場してもいいように調整を行っている段階です。
また、次のカナダカップやオーストラリア遠征でも、しっかりと準備をしていきます。
そして、念願のメダルを獲得するようチーム一丸となって頑張ります。
島川選手のコメント
リオデジャネイロパラに出場したら今回で4大会目となります(以前はアテネ、北京、ロンドン)。
毎回毎回メダル候補として期待 されていますがいまだにメダルを獲ることは出来ませんでした。
前回のロンドンでは惜しくも4位となりました。
今大会を含め、代表合宿や海外遠征などでステップアップを図り、チームが一丸となり、そして今度こそはメダルをもって帰りたいと思います。
激しいタックルが認められているこの競技は、とにかく迫力がものすごいです。
また、スピードやボールの取り合いも激しく、応援にも気合が入ります。
現在世界ランキング3位の日本は、リオパラリンピックでのメダルが期待されています。
ただ、力のある上位チームばかりで、どこが優勝してもおかしくありません。
とにかく大会までに出来る事をやり、そして悔いの無いよう全力で戦ってもらいたいです。
頑張れ日本!