前回に引き続き、「三島スカイウォーク」-part2-をご紹介します。
今回は展望デッキからスカイガーデンまでのルートです。
肢体不自由(車いすユーザ)と視覚障がい(弱視)の編集部員が吊橋や施設などを体験してきました。
ぜひ、ご覧ください!
展望デッキからスカイガーデンまでのルート
展望デッキ
車いすの方は、階段近くにウッドチップが敷き詰められているので、ここで景色を眺めましょう。展望デッキからは、主に駿河湾や美しい街並みが見えます。
そして、上がってきたスロープを挟み向かい側にもう一つの展望デッキがあります。
そこでは「kicoro(キコロ)」という木で作られた卵型のかわいいキャラクター達と一緒に写真を撮ったり、景色を眺めたりできます。
スカイガーデン
スカイガーデンには、通常階段かエスカレーターで移動しますが、車いすを利用されている方は、近くのスタッフの方へ声をかけて道順を聞いてください。身障者用の駐車スペースがあります。
スカイガーデンの天井には、圧巻の花のシャンデリアが一年を通して咲き誇っています。
鮮やかな彩り、爽やかな香りを楽しみながら、地場産にこだわった軽食やお土産を購入することができます。
人参ジュースは、まるでフルーツのような甘さでした!
視覚に障がい(弱視)のある編集部員から
「吊橋」を渡ってみて感じたことは、思ったよりも揺れたことです。
風を感じながら、吊橋の下を流れる川の音を聞き、揺れることを体感し、視覚に障がいのある私にも十分満喫することができました。天気が良い日には富士山が見え、駿河湾を望む景色は雄大でしょう!
吊橋の周りは森林ですが、古い樹木を伐採し、桜やモミジなどを新しく植樹しています。観光客向けに作られた、「flowerdrop」という花の種がつけられたウッドチャームを吊橋から投げました。
間伐材を使用して作られていて、ステキな取組みだと感じました。
私が飛ばした種が、新しい芽として育ってくれるとうれしいです。
肢体不自由(車いすユーザ)の編集部員から
取材をした日は曇りで富士山を見られなかったので、機会があればまた行ってみたいです。
吊橋から感じる風や揺れは、まるで鳥になったような気分を味わえました。お子さんから高齢の方まで、皆さん興奮気味で吊橋を渡っていたのは印象的でした。
スカイガーデンに行くためには、車いすユーザの場合、車で移動します。
建物内は、色とりどりの花々が目に飛び込んできてしばらくあっけに取られていました。正面玄関には、テラスもあるので変わりゆく景色を眺めていると時間を忘れてしまいそうでした。
施設管理担当者からのコメント
三島スカイウォークは2015年12月に開業した日本一長い吊橋です。
全長400メートルを誇る吊橋の上からは、日本一高い「富士山」と日本一深い「駿河湾」の絶景を眺めることができます。
三島の民間企業が地域活性化に貢献するために何かできないかと考え、作られた観光用の吊橋です。観光用として作ったため、あえて揺れるように設計されていますので、揺れるスリルを感じながら、空中を歩いているかのような感覚をお楽しみいただけます。
施設内には、天井いっぱい広がる花を眺めながら買い物ができる「スカイガーデン」や、三島の名産を使用した食事をお楽しみいただける「森のキッチン」などもご用意しています。スカイガーデンでは伊豆、箱根にちなんだ定番の土産物や地元の食材にこだわった軽食やドリンクをご用意しております。吊橋を渡った後の休憩にぜひご利用ください。
施設情報
所在地:〒411-0012 静岡県三島市笹原新田313
連絡先:055-972-0084
営業時間:9:00から17:00
三島スカイウォークについてはこちら(新しいウィンドウが開きます)
普段は危険と感じる吊橋の揺れも三島スカイウォークでは、きっと楽しむことができるでしょう。
身体の不自由な方でも少しのサポートがあれば、無理せず安心して一日中楽しめると感じました。
現在、吊橋の周りは針葉樹が多くあまり紅葉は楽しめないそうです。
しかし、植樹された桜やモミジなど4,000本の広葉樹が、年を重ねるごとに景色を彩っていくでしょう。
そんな景色の変化を眺めに行くのも楽しいと思いました。