大型連休間近!どこに行こうか計画を立てられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、障がいのある方の中には、施設の整備状況により利用できるか不安で、計画をあきらめてしまう場合があります。
そこで今回は、障がいのある方も楽しめる「多摩六都科学館」をご紹介!
障がいのある編集部員(車いすユーザと視覚障がい)が「多摩六都科学館」へ行き、バリアフリー状況をチェックしてきました。
ぜひ、ご覧ください。
「多摩六都科学館」とは
「多摩六都科学館」は、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市(旧・田無市、保谷市)の5市で共同運営されています。
大型ドームスクリーンのプラネタリウムや5つの展示室があり、「観察・実験・工作」を行うことで科学を体験できる施設となっています。
その他、食事を持ち込める休憩室や楽しい科学グッズが盛りだくさんのミュージアムショップ、地元の食材をふんだんに使ったメニューを味わえるカフェなどがあります。
身体障害手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの場合、入館の際に提示すれば、科学館入館料、番組観覧料、駐車場利用料が全額免除となります。同伴者1名も免除となります。
施設情報
所在地: | 〒188-0014 東京都西東京市芝久保町5-10-64 |
連絡先: | 042-469-6100 |
開館時間: | 9:30から17:00(入館は16:00まで) |
休館日: | 下記ホームページより、休館日カレンダーをご確認ください。 |
駐車場: | 9:15から17:15 |
*夏季の一部期間(7月末〜8月末)は閉館時間が17:30、駐車場が17:45までとなります。
「多摩六都科学館」についてはこちら(新しいウィンドウが開きます)館内のバリアフリー情報
館内は「遊びがないと科学館じゃない」という考えから、迷路のような構造になっています。
初めて来館する方は迷ってしまうかもしれません。しかし、基本的には全面バリアフリー環境となっていて通路も広く、車いすユーザや視覚障がいのある方でもストレスなく移動することができます。また、聴覚障がいのある方には、紙での筆談を行ってくれます。
駐車場は、東西にありますが、身障者専用スペースは東側駐車場となります。乗降りの際には、ロードコーンでスペースを確保してもらえますので、近くのスタッフに声をかけてください。
また、館庭は、リフトバスの乗降りができるスペースがありますので、リフトバスでの来館希望は事前に施設までお知らせください。
次に、入口があるエントランスホールまでは、螺旋状の長いスロープが続いています。移動が難しいと思われる方は、こちらも事前にご相談されることをおすすめします。
館内には、エレベータが3台あります。車いすリフトも、休憩室と展示室3を繋ぐ階段には配備してありますので、利用する方は近くのスタッフに声をかけてください。
多目的トイレは各階にあり、折りたたみシートも完備されています。
また、全154席というゆったりした広さの休憩室には、畳スペースもあります。
プラネタリウムについて
プラネタリウムは世界最多、1億4,000万個の星を投影できる「最も先進的なプラネタリウム」として、なんとギネス世界記録に認定されています!また、27.5mの大型ドーム「サイエンスエッグ」は、世界第4位の大きさです。
5名の専門スタッフによる分かりやすい生解説は、季節ごとに移り変わる星座の話を取り入れながら、タイムリーな天文現象も交えて解説してくれます。
このプラネタリウムには、車いすユーザのスペースが中央付近と左右にあり、1回の上映につき10名まで入ることが可能です。