2019年04月23日掲載
行楽シーズン到来!
今年は大型連休になり、旅行を計画されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、障がいがある人や高齢の人の中には、自力で移動することが難しく旅行することを諦めてしまう場合があるかもしれません。
そこで今回ご紹介するのは、心豊かな旅を提案するクラブツーリズム株式会社が独自に行う「トラベルサポーター制度」です。
ツアーで不安を抱える方々のサポートをしながら一緒に旅を楽しみます。
ぜひ、ご覧ください。
クラブツーリズムのトラベルサポーター制度
旅行するときに、必要なお手伝いをしながら旅を一緒に楽しむトラベルサポーター。
介護職員初任者講習(旧ホームヘルパー2級)終了以上の福祉・看護資格を持っています。
旅行中、安心してサポートしてもらうことができるクラブツーリズム独自の制度です。
この制度は、同行するサポーターの旅行代金の一部を利用者が負担することで利用できます。
添乗員が同行しないツアー、ツアー申込み期限までにトラベルサポーターが見つからない場合この制度は原則利用できません。
トラベルサポーター制度のポイント
介護者として同行するのではなく、一緒に旅を楽しむ「旅仲間」
それぞれの人に応じた必要なサポートをしながら旅行を楽しみます。
「旅が好き、人が好き」という気持ちで集まっている人たちがサポート
気兼ねすることが少ないので、ストレスなく快適に過ごすことができます。
介護福祉関係の有資格者!
専門的な知識があるため、安全かつ安心して出かけることができます。
★投薬を含む医療行為や抱きかかえ、個人の財産や生命に関わる範囲の介助は行っていません。
また、トラベルサポーター以外の添乗員や現地アシスタントは介護の資格を持っているとは限りません。
利用する方法
クラブツーリズム、近畿日本ツーリストが提案する旅行プランの中から選び、誰でも利用が可能です。
【申込みからの流れ】
- ご利用者からお電話やメールなどでサポート希望の旨を連絡
- クラブツーリズムからトラベルサポーター申込書をご利用者へ郵送またはメール
- ご利用者トラベルサポーター申込書を郵送またはメールで1週間以内に返送
- クラブツーリズムからご依頼内容や条件に沿うサポーターを探す
- クラブツーリズムから担当サポーターが決定したことなどご利用者へご連絡し、旅行パンフレットやご請求書を送付
- 担当サポーターから出発前日までにご利用者へご挨拶を兼ねてサポート内容確認の連絡
- ご利用者ご不明点や不安なことがあれば事前に確認などを連絡
★国内日帰り旅行は1ヶ月前、宿泊旅行は1ヶ月半前、海外旅行は2ヶ月前までにお申込みが必要です。
その際、どのようなサポートが必要か、ご自身の身体状況などを詳しくご記入いただく必要があります。
★1年以内にご利用履歴があり、変更がなければ不要です。
★この時点で正式に申込み完了。
【サポートの種類、その他の追加料金など】
■Aサポート内容
料金
基本旅費の70%+「保険・事務手数料」
<サポート内容>
- 集合場所から解散場所の範囲(宿泊時は、朝食の迎えから夕食終了の送りまで)
- 移動に伴うサポート(車いすを押す、手引きガイド、見守り・声かけなど)
- バイキングスタイルでの食事取分け・サポート
- 荷物のパッキングや移動
- トイレ誘導、その他、軽度の介助
■Bサポート内容
料金
基本旅費の90%+「保険・事務手数料」
<サポート内容>
Aサポートの内容に加えて
- 指名での依頼
- ツアー条件により同室となる場合の依頼
- 添乗員が同行しない区間がある場合
- 集合場所以前、解散場所以後の、自宅や最寄り駅までの送迎サポート
- 移乗介助、トイレ内介助(移乗、衣類着脱など)、入浴時介助(着替え動作や手が届かない箇所を洗うなど)
★ツアー条件により別室利用が不可能な場合(山小屋など)あり
■Cサポート内容
料金 基本旅費の100%+「手当て」+「保険・事務手数料」
<サポート内容>
Bサポートの内容に加えて
- 就寝時の体位交換、加齢や障がいなどによる継続的な目配り、気配りなどの行為
- クラブツーリズムが個人サポーターとして負担が大きいと判断した場合
【その他の追加料金や注意事項など】
- 「保険・事務手数料」・・・1ツアーあたり国内は2,000円、海外は5日間まで7,000円、6日間以上10,000円
- Cサポート・・・「手当て」として1日あたり5,000円が必要
- オプショナルツアーへの参加は、サポーター分の費用として50%を負担
- トラベルサポーターが2名必要な場合、またはクラブツーリズムが必要であると判断した場合は、費用も2名分必要
- トラベルサポーター制度成立後、サポーター本人の急病など予期できない都合によりやむを得ず担当サポーターの変更あり。また搭乗者名簿や査証の関係で氏名変更の出来ない場合はトラベルサポーター不在のため、旅行への参加が難しい場合もあり。
★宿泊ツアーにおけるA・Bサポートでは原則的に別室利用で、旅行条件に相部屋設定の無い場合は、サポーター分の1名1室追加料金も利用者が負担
★利用者の事由により、取消料発生の場合、トラベルサポーターの取消料も利用者が負担
★原則的に22時から早朝5時の時間帯は、サポーター休息時間
トラベルサポーター事務局から
「トラベルサポーター制度」は、1998年より弊社のバリアフリーツアーを中心に限定的に運用してまいりましたが、2017月12月出発のツアーより、首都圏出発の国内・海外を含むすべての添乗員付きツアーで本制度のご利用が可能となりました。
障害者差別解消法の施行や、超高齢社会による単身世代の増加など社会的背景がある中、「トラベルサポーター制度」を拡大することでちょっとしたサポートがあれば旅行を諦めずにご利用いただけるよう、お客様の旅行の機会が広がることを期待し、今後は当社の全国の出発地からご利用いただけるよう展開することとあわせて、同じグループ会社である近畿日本ツーリストの旅行にもこのトラベルサポーター制度がご利用いただけるよう拡大していきます。
車いす等でのご参加のため特別な配慮を必要とする方には近畿日本ツーリストにてオーダーメイドの旅をご案内する一方、視覚障がいの方への手引きサポートなど、トラベルサポーターが同行することで一般の健常者ツアーへのご参加が可能となる方には、クラブツーリズムの数あるコースの中からお気に召される旅を選んでいただけるようになることで、お客様の選択肢が広がるお手伝いができたらと考えています。
【お問い合わせ先】
TEL:03-4335-6234
営業時間:月曜から金曜 9時15分から17時30分
「クラブツーリズム」についてはこちら(新しいウィンドウが開きます)
障がいなどを理由に、旅行することを諦めている人は少なくないと思います。
もし、移動や食事など気兼ねせず、楽しむことができたとしたら色々なところへ行ってみたいはずです。
ただ、どうしても「介助」となると、お互い気を遣ってしまうのではないでしょうか。
今回ご紹介したクラブツーリズムのトラベルサポーターの「一緒に楽しむ」というコンセプトは、今までになかったものだと思います。
このようなサポートがあれば、お互いに遠慮することが減るので、窮屈に感じないと思いました。
誰もが快適に旅行を楽しめるような取り組みが増えていくとうれしいです。