2019年8月25日、北海道札幌市で「北海道マラソン2019 兼 東京2020パラリンピック視覚障がいマラソン代表推薦選手選考大会」が開催されました。
この大会は、大通公園西4丁目(駅前通)をスタートして大通公園西8丁目(北大通)でフィニッシュとするコースです。すすきのや北海道大学構内など、札幌市の街並みを体感することができる42.195キロのフルマラソンとなっています。
今回、この大会にゆうゆうゆう編集部が応援している青木選手と堀越選手が出場しましたのでその模様と併せてご紹介します。
北海道マラソンとは
北海道マラソンは1987年から北海道札幌市で行われているマラソン大会です。1995年の第9回大会以降、女子の部は日本人選手が連続優勝しています。
また、この大会は日本国内で唯一、夏季に開催されるフルマラソンで、近年では世界陸上やオリンピックやパラリンピックの出場選手につながる大切な選考レースとなっている大会です。
北海道マラソン2019の概要
開催日 | 2019年8月25日(日) |
開催地 | 北海道札幌市 |
種目 | フルマラソン(42.195キロ)、ファンラン(12.1キロ)、ハーフマラソン・ショートレース(はまなす車いすマラソン) |
部門 | 男子の部、女子の部、視覚障がい者の部 |
コース | 大通公園西4丁目スタート、大通公園西8丁目フィニッシュ 制限時間5時間、5キロ毎に関門あり |
主催 | 北海道マラソン2019組織委員会 |
主管 | 北海道陸上競技協会、札幌陸上競技協会 |
後援 | 観光庁、日本陸上競技連盟、日本ブラインドマラソン協会 |
「視覚障がいランナーのクラス分け」についてはこちら(新しいウィンドウが開きます)
ゆうゆうゆう編集部注目の選手!
北海道といっても真夏のマラソン大会ということもあり、暑くなると予想していましたが、あいにくの雨でスタートした北海道マラソン。
1万8千人のランナーが雨降る札幌の街を激走しました。
編集部が注目する青木選手と堀越選手!コンディションが万全ではない中、次につながる走りを見せてくれました。
青木選手は3時間17分52秒で見事3位に入賞しました。一方の堀越選手は35キロ付近で途中棄権となりましたが、勇気ある決断だったのではないでしょうか。これからもゆうゆうゆう編集部は全力で応援していきます!
以下、青木選手からコメントをいただきました。
北海道マラソン2019 兼 東京2020パラリンピック視覚障がいマラソン代表推薦選手選考大会を終えて
青木選手からのコメント
今回、勝ちたいという強い気持ちを持って臨みましたが、3時間17分52秒、IPC登録女子3位でした。
当日、夏マラソンとは言えない気温でどちらかというと走りやすかったと思います。
ただ、約2か月走れない期間があり、練習不足を痛感したレースでした。
その間「できること」を周りの人たちのサポートを受けながらトレーニングを積み、コースベストを出すことができたのは良かったです。
レース中、辛いなと思うと伴走者からも励ましてもらい、最後まであきらめずにゴールできました。
そして、今回会社などからたくさんの人たちが応援に駆け付けてくれたのです!
あらゆる場所から声援が聞こえ、こんなに大勢の人たちに支えられているんだとうれしい気持ちでいっぱいになりました。
本当にいつも応援してくださるみなさんに心から感謝します。ありがとうございました。
引き続き、応援どうぞよろしくお願いします!
応援のため前日入りしたゆうゆうゆう編集部員、大会当日暑いだろうと予想していましたが、雨が降りスタート時間の9時は気温18.7度と8月とは思えない気温でした。
ゴールに近づくにつれて息が上がってくるランナーを応援していると我々も自然と力が入ってきます。
次は12月の防府読売マラソン兼視覚障がい女子日本選手権大会や2月の最終選考である大分別府マラソン大会兼第20回日本視覚障がいマラソン代表推薦選手最終選考大会が控えています。
2020年に向けて我々ゆうゆうゆう編集部も全力で応援したいと思います。