2020年04月14日掲載
4月から新年度がスタート!
新しい環境で学ぶ・働く方もいらっしゃると思います。
しかし、現在新型コロナウイルスの感染・拡大が世界中に広がり、日常生活において、さまざまな影響を受けています。
そうした中、注目を集めているのがインターネット配信や動画配信などの通信サービスです。
職場や教育の場面での活用が期待されています。
そこで今回は、通信サービスを利用してさまざまな人たちが学ぶことのできる、「NHK学園」について、高等学校を中心にご紹介します。
高等学校の特徴や授業の一環として実施したブラインドマラソンの体験授業、先生方へお話を伺ったことなど盛りだくさんです!ぜひ、ご覧ください。
NHK学園とは?
1962年10月に、学校法人NHK学園として誕生して以来、放送を教育に利用する通信制高等学校として、地域を支える多くの人たちを社会に送り出してきました。
全国で3,000人以上の生徒が学ぶ通信制の高等学校に加え、生涯学習、社会福祉養成課程をもつ総合的通信教育機関です。高等学校では7万数千人が卒業しています。
NHK学園高等学校のポイント
不登校を経験したり、スポーツや芸術で夢を追い求めたりなど、さまざまな環境の生徒たちに、NHK学園は「学びの場」を広く提供しています。カリキュラムは、NHK「Eテレ」「ラジオ第2」で放送されている「NHK高校講座」と連動しています。パソコンやタブレットにも対応した教育システムを活用し、登校日数が少ないながらも、しっかりと学習できるようになっています。
いつでもどこでも学ぶこができる
「NHK高校講座」の番組を視聴するため、自宅でも学習が可能で、スマートフォンを利用すればいつでもどこでも場所を選ばず、自分に合わせることができます。
「尾木ママ」がNHK学園アドバイザー
教育評論家の尾木直樹さんがアドバイザーとして、特別講座の講師をしています。
NHK学園ならではの特別講座
著名人を招いての特別講座を毎年実施しています。
日本中はもちろん海外でも学べる!
学びの場は全国に40か所あり、海外在住者のためのコースもあります。
コースのご案内
ネットで効率よく学習を進められる「ネット学習コース」や文部科学省公認の不登校のための独自の教育課程がある「ネット学習Do itコース」、海外に在住しながら高校卒業資格を取得することができる「ネット学習海外コース」があります。これらはネットでレポートを提出します。
上記の3つ以外にも先生や仲間との交流も楽しめる「登校コース」や手書きで紙のレポートを作成し、赤ペン添削による丁寧な指導を受けることができる「ベーシックコース」があります。
ブラインドマラソン体験授業
今回、NHK学園 登校コースの授業で約70人の生徒さんと弊社のブラインドランナー青木選手が体験会を行いました。
生徒の皆さんに、視覚障がいやブラインドマラソンの説明をしたあと、実際に誘導体験や伴走体験をしていただきました。
生徒さんからの感想
・目が見えないということは本当に大変なことだと思いました。少しの段差や狭い道なども危ないと感じます。困っている人がいたら声をかけたいと思いました。
・目が見えない状況だと、友達が引っ張ってくれても怖いなと感じました。もし、目の見えない人の手助けをするときは、少しでも不安を取り除けるように、工夫しようと思いました。
・パソコンの音声読み上げのスピードが速くて、すごかったです。また、ただの点も「てん」「なかてん」と読み分けていて面白かったです。
・これからは目が不自由な方々を見かけたときには、今日やったことを参考に動いて助けてあげたいと思いました。お話もとても分かりやすかったです。ありがとうございました。
青木選手からのコメント
生徒たちが興味をもって話を聞いてくれていたことと、誘導体験のときには、お互いコミュニケーションをとっていたことなどが印象的でした。私を伴走したいと積極的に手をあげてくれたことがうれしかったです。さまざまなことに、チャレンジしてくれる生徒が多いのかなと思いました。