日々の生活で欠かせない「靴」、そのほとんどが紐で結ぶタイプとなっています。
しかし、手が不自由な方にとっては靴ひもを結ぶことが難しい場合があります。
そこで今回、靴ひもを結ばずにマグネットの力で留めることができる「Zubits」をご紹介します。

「Zubits®（ズービッツ）」とは

靴ひもに装着するだけで、結び目を作らなくてもマグネットの力で脱ぎ履きが簡単にできるようになるアイテムです。ランニング程度の運動であればマグネットの磁力（注）の効果で、外れる心配がほとんどありません。その反面、かかとを軽く抑えながらもち上げれば手を使わずに簡単に靴を脱ぐことが出来ます。
装着方法も簡単です。まずは現在靴についている紐を途中まで外し「Zubits」の穴に通します。
次に、靴を実際に履いてサイズの調整をし、履き心地のよさを確認します。
ちょうど良い所で付属のクリップで紐を固定し、最後に紐の処理をし、出来上がりです。詳しくは下記サイトの「取り付け方」をご覧ください。
株式会社Zubits Japanについてはこちら（新しいウィンドウが開きます）

「Zubits」は、「子供に可愛い靴ひもを買っても、靴ひもを結ぶことが面倒だという理由で履いてもらえなかった」という父親のエピソードから、アメリカで開発され商品化されました。磁力の違いで「S/M/L」3つのサイズと12色のカラーバリエーションが用意されています。
（注）磁極が互いに引き合い、またしりぞけ合う力。

ゆうゆうゆう編集部員が感じたPoint！

脱ぎ履きがワンタッチで出来るすぐれモノ

出がけの忙しい時間や履き替え時に靴の紐を結んだりの手間がなくなります。また、靴を脱ぐときはかかとを軽く抑えるだけで簡単に靴を脱ぐことができます。

カラーバリエーションが豊富

豊富な12色のカラーと、自分に合うサイズを組み合わせることができます。靴の色や服装に合わせ、トータルコーディネートも可能です。

すぐれた耐久性

完全防水で耐久性にも優れています。靴を買い換えたとしても入れ替えが簡単なので、半永久的に使用することができます。

使用してみた感想－障がいのある社員から－

上肢障がい者
（利き腕ではない片腕の不自由者）

片手が不自由な私は、靴ひもを結ぶのが苦手です。
今回「Zubits」を体験して感じたことですが、歩いたときにマグネットだと外れてしまうのではないかと思っていましたが、そのような心配は無用でした。簡単に靴の脱ぎ履きができたのがとてもよかったです。
ただ、靴を留めるとき、片手なため、マグネットの装着には少し手間取りました。しかし、コツさえつかんでしまえば簡単にできると感じました。気になる点では、金額がやや高いことや最初に紐を「Zubits」に合わせるときの処理です。そこが改善されるといいなと思いました。

身体障がい者
（リュウマチによる膝関節機能障害と両手指関節機能障害）

私は、膝を曲げることが難しく、手の指の関節を思うように動かせないといった障がい特性があります。靴ひもは結ぶことが大変で、靴を脱ぎ履きしやすいように普段から紐を緩めにしているため、歩きづらいというのがありました。
今回体験した「Zubits」はしゃがまずに靴ひもの脱ぎ履きが簡単にでき、履いてる時は足をしっかり包みこみ、とても歩き易かったです。カラーバリエーションもたくさんあり、スニーカーの色と合わせて使ってみたいと思いました。
気になる点は、マグネットの力が強く最初は苦労しましたがコツを教えていただいたら簡単にできました。