日々の健康管理として、体温、体重、血圧などを計測されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近はコロナ禍で、店舗や公共施設などを利用する際、体温チェックを求められるようになるなど
体温計を活用する機会が増えていますね。
しかし、視覚に障がいがあると、体温計の数値を見て確認できない人もいます。
そうした問題を解決してくれるのがオムロン ヘルスケア株式会社のアプリ「オムロンコネクト」です。
さまざまな計測器とアプリを連動させて、測定したデータを音声で知らせてくれるすぐれモノ!
今回、視覚に障がいのある編集部員が実際に使ってみた使用感などをレポートします。ぜひ、ご覧ください。
オムロンコネクトとは
オムロンコネクトに対応した機器で、体温、体重、血圧など、測定したデータをスマートフォンに転送することで確認できる健康管理アプリです。
スマートフォンにiOS版/Android版の「オムロンコネクト」をインストールして使います。
*製品は「オムロンコネクト」アプリに対応しているものに限られます。
【体温のデータ転送方法】
音波通信体温計 MC-6800Bでのデータ転送方法を紹介します。
*血圧計、体重体組成計などのデータ転送方法は異なります。
- スマートフォンの「オムロンコネクト」アプリを開き、右下にある+ボタンを押します。
- 体温を測定します。
- 測定が完了したら、アプリの「転送始める」ボタンを押して、体温計をスマートフォンに近づけます。
- 転送完了になり、アプリで測定した内容を確認します。
続いて、視覚障がい編集部員が使ってみて感じたポイントは次のとおりです。
今回は体温計でオムロンコネクト(iOS版)のアプリを使い
音声読み上げ機能で確認しました。
測定したデータを音声で確認できる
体温を測定した後、アプリの「転送を始める」ボタンを押し、体温計をスマートフォンに近づけるだけでデータが転送されます。
その内容は音声でも確認できます。
アプリに対応した、市販の「オムロン音波通信体温計 MC-6800B」でOK!
体温計とアプリの接続は簡単。手軽に利用できます。
また、体温計自体に音声読み上げ機能が搭載された製品は価格が高いので安価に購入できるのも魅力的です。
製品一つで複数の人が使える!
使用する人が、個々にアプリを設定すれば、1つの体温計を複数人で利用することができます。
日々のデータを各自で管理できるので便利です。
【視覚に障がいのある編集部員からのコメント】
弱視の私は、体温計の数値を確認することが難しいです。
これまでは、測った数値をルーペや数値を読み上げてくれるアプリで確認していました。
数値を読み上げてくれるアプリの場合、写真を撮る必要があり、数値が出ている場所を探したり、光の加減でうまく撮影できずエラーになるなど苦労することがありました。
「オムロンコネクト」は、そうした手間がないので、簡単に数値を確認できると思いました。
計測する前に、アプリを開いて一つボタンを選択するのですが、そのボタンが音声だと英語で「Speed Dial Button」と読み上げます。
できれば子供でもわかりやすいように日本語で説明されるといいなと思いました。測定した結果は履歴として、日付順に並んでいて管理しやすいです。
ただ、アプリを使用するときには内容や項目を確認して、ある程度操作に慣れることも必要だと感じました。
ご担当者からのコメント
オムロン ヘルスケアは、「地球上の一人ひとりの健康ですこやかな生活への貢献」をミッションに、誰もが正確に測定できる、簡単に使える商品やサービス作りに取り組んでいます。
音波通信体温計 MC-6800Bは、約15秒のスピード検温で測定した体温データを、音波通信を使って、簡単にアプリで管理することができます。体温計とアプリをつなげる設定も簡単で、データ転送も時間がかかりません。
毎日の検温で、ご自身の健康状態を確認・記録いただき、すこやかな生活をお過ごしください。
会社情報
会社名:オムロン ヘルスケア株式会社
所在地:〒617‐0002 京都府向日市寺戸町九ノ坪53番地
オムロン ヘルスケアについてはこちら(新しいウィンドウが開きます)
記事では、体温計と連動した使い勝手をお伝えしましたが、その他にも体重計や血圧計などとも連動できます。
視覚に障がいのある人にとって、音声で確認できるところがポイントだと感じました。
特に体温計の場合、持ち運びにも便利ですし、スマートフォンのアプリがあれば出先で手軽にチェックできる点も魅力的です。
これからも、人に頼らず自力で確認ができるように、サポートしてくれるアプリや製品が増えていくとうれしいです。