みなさんが日ごろ使っている文房具の中に、お気に入りはありますか?
日々の仕事や学びの場はもちろんですが、プライベートでも気に入った文房具をいつも持ち歩いているという人もいるかもしれません。
毎日のように使うモノだからこそ、自分に合った文房具を見つけたいものですね。しかし、手の不自由な人にとって、文房具をうまく使いこなすのは簡単なことではありません。
そこで今回は、コクヨ株式会社(以下、コクヨ)の誰もが使いやすい文房具をご紹介します。ぜひ、ご覧ください。
コクヨとは?
コクヨは、文房具やオフィス家具の製造・仕入れ・販売などを行っている会社です。代表的な商品として、「鉛筆シャープ」や「Campus(キャンパス)ノート」などを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
人々の働き方や暮らし方が多様化する中、コクヨならではの価値創造と課題解決をしながら事業展開をしています。
- 空間価値ドメイン…はたらく、まなぶ、くらすを、より創造的に快適になる空間を提供
- ビジネスサプライドメイン…文具や家具にとどまらず、オフィス用品をトータルでお届けする流通事業
- グローバルステーショナリードメイン…使う人の創造性をかきたてる文具やモノを通じてサービスをお届けする事業
コクヨの便利な文房具
実際に編集部員が使用した商品のポイントをご紹介します!
2穴パンチ<ラクアケ>
ハンドル形状は、正面や横向きでも手のかかりがよくなるように設計されています。
手が不自由な人でも扱いやすく、安定感があるため片手で作業する人も安心です。
また、用紙当てのガイドと台座の高さが同じなので、ガイドをすばやく回転させて紙を折らずにセンター合わせが楽にできるのが嬉しいポイントです!
注:写真は37枚用です。
ハリナックス(ハンディ10枚タイプ)
コピー用紙などを針を使わずに閉じることができるステープラーのため、手の不自由な人でも楽に作業することができます。
用紙挿入口の上部には、透明窓が付いているので閉じる前に位置が確認できる設計になっています。
閉じ位置の失敗を気にすることはありません。針を使っていないため、不要になった用紙はそのままシュレッダーにかけられるので環境にも優しいです!
携帯ハサミ<サクサポシェ>
キャップ無しのスライド式の携帯ハサミで、前方へスライドして刃を出します。ボールペンほどの大きさで、キャップを失くす心配もありません。
厚紙は切られませんが、マスキングテープなどの粘着テープを切ってもベタつかず使えます。
片まひの人にも使い勝手が良く、カラーを6色から選べる楽しさもあります!
なお、ハサミは右利き用です。
会社情報
会社名:コクヨ株式会社
所在地:〒537-8686 大阪市東成区大里南6丁目1番地1号(本社)
事業内容:文房具の製造・仕入れ・販売など
「コクヨ株式会社」についてはこちら(新しいウィンドウが開きます)
<ご担当者からのコメント>
創業以来、「買う身になって作りましょう」というモノづくりの精神に基づき、商品開発を行ってきた我々は、ロナルド・メイス博士の「ユニバーサルデザイン」の考え方に賛同し、1988年にUDガイドラインを制定し、UD製品の開発に取り組んでまいりました。
そして、2009年7月以降は、材質・サイズ変更などの一部新製品を除き、すべてのステーショナリー新製品において、UDガイドラインに従って進めることを義務づけました。
さらに、商品そのものだけでなく、お買い求めいただくシーンや、パッケージへもユニバーサルデザインを取り入れます。
「便利さ」「使いやすさ」にとどまらず、いろいろな過程で「やさしさ」を積み重ねてまいります。
今回は、主に肢体不自由者向けの文房具をご紹介しました。
手に障がいのある人にとっては、使える文房具が限られてしまいます。そのため、当事者一人で作業ができるUD文房具は貴重です。
日本製の文房具は、海外で人気が高いと聞きます。それは、使う人のことを一番に考えて作られているのはもちろんですが、デザイン性の高さやカラーバリエーションが豊富なのも理由かもしれませんね。
ただ使えればいいというだけではなく、その使い心地の良さと、文房具を選べる楽しさが今後、障がいの有無に関わらず広がっていけばうれしいですね。